読書

【2016/9/29/Thu.】

 

少し前に購入して本棚に並べたっきりになっていた、辻村深月さんの『スロウハイツの神様』をふと思い出し、ひっぱり出しました。

 

読了後の、どうしようもない切なさと、広がる暖かさは、あぁ辻村先生だと思わされました。

 

人間がいる。

自分の弱さに向き合って、崩れて、壊れそうになって。それでも、それを睨み続ける。

変わってしまっても、変わらないものがある。

壊れてしまっても、そこに残るものもあった。

支えてくれる誰かの人間らしさ。

報われないものにも、気持ちがある。

全ての物語には、愛がある。

 

纏まらない感想。

本を読んだあとは、いつも、頭の中がぐちゃぐちゃになるけど、それが幸せだなぁと感じます。

 

次はなんの本を読もうかな。

まだ読んでいない本もあるけど、また読み返したい本もある。

そうやって本棚の前で頭を悩ます時間も、私の幸せです。